正月に「象の旅」という本を読んだ
ポルトカル語圏で唯一のノーベル賞受賞者でもある
ジョゼ・サラマーゴが83歳のときに完成させた作品だ
時の国王ジョアン3世が従妹のオーストリア大公マクシミリアン2世へ
結婚祝いとして象を贈ることを思いつき
リズボンから遠くウィーンまで
象が旅をする話である
この本を読みながら
同じく象が江戸時代に将軍に謁見するため
長崎から江戸へと旅した話を思い出した
新奇なものに対する私たちの好奇心は現代も変わらない
この本によれば
人生は「喝采と忘却」だそうな
喝采のあとの忘却
象には迷惑なこった!
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